食べない時の高カロリー食
こんにちは。新米猫ボランティアのLuluです。
愛猫を亡くしてから、保護猫施設でボランティアをしております。
学んだことをお伝えしております。
猫が食べなくなった時に、慌ててフードを探した経験はないでしょうか?
普通に食べてくれればベストですが、食べない場合はスプーンを口元に運んだり、シリンジで与えるなどが必要です。
強制的に与えやすく、高栄養なフードを紹介いたします。
メルミル
キャネット キャットフード メルミル 介護期用 まぐろ 30グラム (x 12) (まとめ買い)
1個あたり100円以下とコスパもよく一番使う栄養食です。
どろっとしたペーストでシリンジに入れての強制給餌も、スプーンなどでなめさせて食べさせるのもしやすいフードです。
なめるだけで食べれるので、口内炎などでお口が痛い子にも食べやすい。
ずっと食べていると飽きてきたり、
味が元々好きでない子にはチュールやミルクを混ぜてあげることで、より食付きを良くすることができます。
カロリーエース
さらさらな液状のものと、ムースタイプがあります。
1個あたり約200円強とメルミルよりはお高いですが、メルミルは食べないけど、カロリーエースならそのまま食べてくれると言う子もいます。
デビフ カロリーエースプラス 猫用ムースタイプ 65g×6個
ちゅーる
チャオ (CIAO) 猫用おやつ エナジーちゅ~る まぐろ 海鮮ミックス味 14g×20本入
これだけだと食事としての量は足りませんが、他のご飯に混ぜたり、栄養の補助などに使えます。
ロイヤルカナン
お高いですが、病院などでもよく使われます。
強制給餌でしか食べなくなってしまった場合など、クリティカルな状況に使用してます。
ヒルズ プリスクリプションダイエット プリスクリプションダイエット 犬猫用 a/d 156g×5
1個約600円とお高いですが、量は多いので、gに治すとカロリーエースよりちょっとお高めという程度です。
猫がくいつく味で、自分で食べる子も多いです。
ミルクタイプもあります。
1本1,000円程度とかなり高いですが、
液状しか受け付けない時やミルクが好きな子にあげると、自分で飲む場合もあります。
子猫用フードをあげる
子猫用のフードやミルクをあげると食べるケースがあります。
子猫用フードは高カロリーで食べやすい形状であることが多く、
お値段は普通のフードの値段であげられるので試して見る価値はあります。
鶏肉や魚を調理する
食べない子が鶏肉やまぐろなど新鮮な魚を茹でたり、蒸したものをあげると、喜んで食べることもあります。
食べない場合はシリンジなどで口に入れる強制給餌も必要ですが、
まずは自分で食べてくれるものをを探してあげることが大事です。
参考になれば嬉しいです。
粗相が多い時、猫砂を変えてみる
こんにちは。新米猫ボランティアのLuluです。
愛猫を亡くしてから、保護猫施設で猫のお世話のボランティアをしております。
猫のトイレの砂は鉱物系、木系、おから系、シリカゲル、紙系、etc,様々ありますが、人間がお世話しやすい砂が好きとは限りません。
トイレの粗相がある場合、トイレの数が足りないのかな?と考えがちですが、トイレ砂についても見直しをしてみましょう。
人間中心のトイレ選び
「猫トイレの選び方」という内容の記事をよく見かけますが、お手入れの仕方、砂のかたまり具合など、人間の使い勝手を中心にトイレやトイレの砂を選んでいませんか?
そういう私も、見た目やお手入れの仕方で選んでおりましたが、
そうすると、トイレをうまくできないという問題が出てきます。
猫の好きな砂、トイレは?
猫が好きな砂は粒子が細かく、外の砂のようなものが好きということをよく聞きます。
ボランティアの施設では、木のペレットでシステムタイプをよく使っているのですが、外から保護したねこちゃんはこのトイレが使えない子がたまにいます。
粗相があったお部屋に、鉱物系の砂のトイレを1台設置したところ、粗相がなくなりました。
粗相をしていると思われる子が鉱物系のトイレを早速使いました。他の子もそのトイレを使い、人気があることがわかりました。
飛び散らない、処理しやすいとどうしても人間の都合を考えがちでしたが、猫の好みも理解することが改めて大事と思いました。
快適なトイレ環境が猫の健康につながる
トイレが好きでないと、トイレを我慢して、膀胱炎や腎臓病につながるリスクがあります。
私達人間がトイレに行きたいと思った時、近くにあったのが公衆トイレだった場合、もうちょっと我慢すれば、家に着くのであれば、我慢することないですか?
我慢することなくトイレに行くことが、人間も猫にもいいとの例えを聞きました。
清潔で快適なトイレを用意することで、猫がトイレを我慢することなく、猫の病気予防にも繋がります。
鉱物系の砂にすることを勧めているわけではないのですが、猫ちゃんがトイレにストレスを感じているようでしたら、
大好きな猫のためにも、トイレ環境を見直してみることをおすすめします。
人間からの目線と猫目線の折り合いがつけられるところを探すのがいいですね!
鉱物系のおすすめ砂
Amazonでも☆4以上の高評価。
がっちり固まり、消臭力も高い。
どのくらい水を飲んでいる?飲水量を把握する
こんにちは、新米猫ボランティアのLuluです。
今日も猫ちゃんの健康管理で押さえておきたいことをお伝えいたします。
皆さんの飼い猫が毎日どのくらい水を飲んでいるか知っていますか?
最近水を飲む量が増えたような気がする・・・
おしっこの量が多いけどどの程度が普通なのかな・・・
このような疑問や不安を感じることはありませんか?
病院で検査をするのも、猫が嫌がるし、費用もかかるので躊躇してしまいます。
たくさんの猫がいると、色々な猫の症状を見ることができるので、あの子は水をたくさん飲んでいるな?とか異常に気がつくことができますが、
1頭で飼っていると普通なのかどうなのか、なかなか判断つきません。
水を飲まないのも病気の原因になるし、
水を飲みすぎるのも病気の可能性が疑われますので、
一日に猫ちゃんがどの程度水を飲んでいるのかをチェックしましょう。
水をたくさん飲んでいる、飲む量が増えると、、
水をたくさん飲んでいる場合、腎臓病やその他の病気の可能性が考えられます。
たくさん水を飲むことで腎臓で濾過できない毒素を薄めるようにし、尿が多くなります。
多飲もしくは多尿に気がついた場合は、病院で健康診断を受けましょう。
腎臓病も早く気がつけば、対応できることもたくさんあります。
早期発見、早期治療のためにも、水の飲む量は気にしておく必要があります。
多飲多尿の定義は?
1日の水の量は3kgで160ml、4kgで200mlぐらいが適量と言われています。
こちらの定義は色々あるようですが、まずはどのくらい飲んでいるかを把握することが大事です!
異常のある子は300mlを入れたけど、ほぼ空っぽになったとか、明らかにわかる水の飲み方をしました。
尿の適正量も飲水量と同じぐらいの定義で、1kgあたり50mlぐらいと言われております。
尿の回数は一日1〜3回程度。回数でもチェックができますね。
多頭飼いの場合は異常の見られる子をケージで管理するなども必要な処置です。
猫と腎臓病は切り離せないものですので、
飲水量か尿の量を日頃から把握しておけば、異常に気がつくことができるでしょう。
尿の量り方
飲水量を量れれば、異常は気がつくことができますが、尿の方が測りやすいケースもあると思います。
固める砂でなく、すのこ状のトイレでおしっこをシートで吸わせるシステム型のトイレであれば、ペットシーツの重さを量っておき、尿をしたあとの重さを量ります。
システムトイレは何でもいいですが、定番なのはニャンとも清潔トイレですね。
システムトイレなら、おしっこの色が確認しやすく、シートをひかなければ、おしっこを貯めることができます。
尿検査などに持っていくことも可能ですね。
考えればわかるようなことばかりですが、10年以上猫を飼っていてもやっておりませんでした。
健康の時には気が付かないことも、日頃から意識して把握しておくと安心です。
猫の健康状態を日頃からチェックすることで、大丈夫かな?という不安からも解消されると思います。
猫の健康管理の基本
新米猫ボランティアのLuluです。
ボランティアを始めて約6ヶ月。
保護施設には体調の悪い子、投薬が必要な子、人馴れしない子など、様々な子がいます。
それぞれの猫の体調変化を見逃さないことが大事です。
目に見える部分で何か異常はないかをチェックはもちろんですが、
重要なチェックポイントは「食欲」と「排泄」です。
あまり考えずに、ごはんをあげて、トイレ掃除をしてしまうと異常を見逃してしまいます。
食事をちゃんととっているか、おしっこやうんちは出ているかは毎日のチェックポイントになります。
食欲については本当に重要で、食べなくなってきた子から、亡くなるケースが多く、痩せ型な子、シニアな子は特に注意が必要です。
チェックポイント1 「食欲」
食欲の減退の原因は主に
・フードに飽きた
・口が痛い
・何らかの病気が隠れている
・メンタル的なストレスを抱えている
が考えられます。
環境の変化があったり、気分のむらや、病気などで食欲がなくなることがあります。
ボランティアでは食べない子には「強制給餌」といい、シリンジやスプーンなどで、しっかり食べてもらうところまでのお世話をします。
体調を崩してなくなっていく子は、痩せて食べなくなるというケースがほとんどだからです。
高齢によって、食べなくなるというのはあるのですが、栄養を日頃から取ることで、長生きに繋がります。
痩せてきたら要注意です。
高齢になると「歯肉炎」になる子も多く、痛くて食べられないケースもよく見られます。
流動食のようなフードに替えると食べられる子もいますので、色々と試してみてください。
ちゅーるなどが好きな子は、ちゅーるを出しても食べなかったら要注意です。
大好きなおやつや色々なフードを出すことで、フードに飽きたかどうかチェックし、
それでも食べない場合はまずは原因特定のため、病院に連れていきましょう。
チェックポイント2 「排泄」
おしっこ、うんちが出ているか、それぞれの状態を必ずチェックしましょう。
嘔吐についても、ただの吐き戻しだと安易に見ずに、種類や頻度について記録しましょう。
尿が一日でなければ、死の危険性がありますし、便が出ないのは体にいいことではありません。
普通にしていて尿が出ないということはないですが、出ない場合、トイレで泣いていたり、血尿が出たりなど兆候は見られると思います。
排尿がつらそうな時はすぐにも病院につれていきましょう。
便についてが下痢が続くのは危険です。
人間と同じ感覚ですが、
下痢が続けば、脱水になり、命の危険がでてきます。
子猫、老猫などは下痢から命を落とすケースがあります。
続くようであればすぐに病院につれて行きましょう。
軟便、血便、便秘、記録して、異常がないか日々留意していくことが大事です。
そういえば、便がでてないな?
何回も嘔吐しているな?
急に痩せてきた気がする
など体調変化に気づいてあげることが、まずは重要です。
心配な場合は病院に必ず連れていきましょう。
当たり前に思えるようなことでも、忙しいとつい見逃しがちです。
我慢強く、しゃべれない猫ちゃんですから、些細な変化を見逃さないことが大切ですね。
初めまして。新米猫ボランティアです。
初めましてこんにちは、新米猫ボランティアのLuluです。
昨年愛猫をがんで亡くしたのですが、症状に気づいた時は余命1ヶ月。
その時に色々なことがわからず苦労しました。
10年以上猫と暮らしてきましたが、ごはんを食べなくなった時どうすればいいのか、何をしてあげられるのかがわからないまま、余命宣告を受けてあっという間になくなってしまいました。
残された猫のためにも、猫の病気やお世話のことにもっと詳しくなりたい!と思い、猫の保護施設でボランティアをしております。
猫のお世話や病気に関わる学んだことを中心に発信していきます。
新米ボランティアではありますが、知らないことだらけだからこそ、伝えられることがあると思います。
何かの参考になれば嬉しいです。